ok goodboy

師匠カムヒア/雑記

泥濘に

iphoneを家に忘れた。通勤しながら返したいと思っていた業務メールがあり、音楽も聞きたかったので少しうろたえた。取りに帰ることもできないし、どうにもならないのですぐに諦めたけれど、少しうろたえたことにショックを受けた。わたしはiphoneがないとう…

梢の花びらを散らし

わたしよりも背の低いおばあちゃんに、ちいさいねえ、と笑うと、昔はれいちゃんのパパよりもおっきかったの!とおどけた。わたしはおばあちゃんに似ていきたい。大きな金色の鍋で煮付けをこさえてさ。あと2年くらいで死ぬ気がするんだよねえ、と言われたので…

太陽を飲め

夏!トマトが死ぬほど採れますね。 トマトの大好きな方、家庭菜園でぼろぼろ採れたトマトをどうにかして消費したい方におすすめの簡単すぎるトマトジュースのつくりかたを、満を持して書きます。 おばあちゃんから習ったのでとてつもなく大雑把でとてつもな…

レモン汁を大さじ3も

どんよりとした空に雨が降ってうれしい。現代文を解くのに、心理描写、風景描写、って習ったじゃん。雨が降るのはかなしみを風景描写に託したものだって言われるのがすごく嫌だった。雨は感情を浸して透かすための水であって、涙なんかじゃない。 誰と戦って…

とりもどす

「こいだ」「こい?」「こいだよ」「大きいこいだね」「思ってたより全然大きいこいだね」「ちょっとこわいな」「突然来たもんね」「こい、どこにいくんだろう」「ずっとここにいるんじゃない?」「ずっとここにいるといいね」「餌あげればよかったかな」「…

ばかっぽい

きょうもブログが更新されて、きみはげんきなんだな、と思う。緊張するとよくしゃべる。それがあまりにも、キャラクター的でしゃあしゃあとしているので、人差し指で唇を押さえてやりたくなる。シー。サイン会で自分の順番を待ちながら、きみが「お焼香みた…

亀、それも赤いやつ

この先もう一生、いざという大事なところでしくじってしまうのではないか、みたいなことを思い悩む夜もあるような、つまらない人間になってしまった。と、思うのに、感傷に浸るための夜の散歩で人生初の流れ星を見てしまって、もううんざりする。あきらめて…

あたらしいソファ

いつからだろう。普通に生活しているだけで「物語だなあ」と思うようになったのは。 「何を見ても何かを思い出す」というヘミングウェイの短編のことを、芥川賞を取った時のインタビューで沼田真佑が話していた。「何を見ても何かを思い出す」。すっかりわか…

きぼう

きぼうを見よう!というサイトをたまたま見つけた。なんだそのパワーワードは、と思って、開く。 宇宙ステーションってきぼうって名前だったのか。夏の数日、決まった時間に頭上を1〜10分かけて通過する。地域によって見えはじめる時間が違って、チャンスは…

夏は海に行こう

「海に行きませんか」と後輩から誘われて、レンタカーを借りて海へ行った。わたしが運転してあげる!と息巻いていたのに、結局土地勘のある友人が最後まで運転してくれた。 どことなく、行き詰まったメンバーだった。少なくとも5人中3人の鬱憤をわたしは知っ…

アカシアの天ぷら

9年前から母と共に俳句をやっている。風は風でもいまの風に名前があること、花の名前をちょっとずつ覚えることがたのしく、季寄せを捲りながら外をゆっくり歩く時、すこし魔女のようだと思う。 先日句会で「アカシア食べたことある?」と俳句の友達(といって…

たらこがおいしかったことだけ鮮明に覚えている

3月11日。わたしが黙っていてもいろんなひとが黙っていない。よいしょよいしょと特集が組まれるのをぼーっと眺めてしまう。なんだか毎年、3月11日、と思うだけで前日からきもちがはかはかして落ち着かない。かといって何をするでもないんだけど。 車門という…

詩の避雷針

詩はちいさなかみなりだと仮定したときに。もちろん日々の中に静電気みたいに宿っていて、ふと触れ合ったときにパチッとなることもある。でも時折、まさに、いま落ちてくれって思う出来事がライフイベントとして起こったり、自らそれを選択する日があるよう…