ok goodboy

師匠カムヒア/雑記

ばかっぽい

 

 

きょうもブログが更新されて、きみはげんきなんだな、と思う。緊張するとよくしゃべる。それがあまりにも、キャラクター的でしゃあしゃあとしているので、人差し指で唇を押さえてやりたくなる。シー。サイン会で自分の順番を待ちながら、きみが「お焼香みたい」といってにやにやする。成仏するのは何か。

 

くだらない商店街のくだらない七夕飾りを眺めながら、きみは仙台の由緒正しい七夕飾りについて語り、くだらない七夕飾りに憤慨したくせにやたらうれしそうで、引き返す時には和紙を触りながら、許す、とか言った。わたしはくたびれてしまって、ちょっと高いな、と思いながら冷えたパインが棒に刺さったやつを食べて、串を咥えて、あぶないからやめなさい、と怒られた。意地汚いのは許すけどお行儀が悪いのは許しません。と。いい指針ですね。

 

鏡に映るたびに両耳の上につけた髪飾りがどうにも幼く、祖母の遺品から引っ張り出してきた真っ青な絽の浴衣もどこか浮いているような気がして「ばかっぽくない?」と何度も聞いた。「ばかっぽいからそのままでいなよ」ときみは茶化し、買ったばかりのカメラでわたしの写真を140枚撮った。お面を買うのも水ヨーヨーを買うのも、りんご飴を買うのも、邪魔になるかもな、って思って買わなくなっちゃったのをきみは大人になったね、と褒めてくれた。50円の吹き流しを煙草みたいにぴろぴろやって、けむたがられながら、わたしは。わたしは、今が良ければ十分だってわかったんだよ。いままでもすべて。やりたいことがたくさんありすぎて、次の予定は立てられても次の次の予定を立てられなくて、おれたちって感じがする、ときみが笑う。そうだね、こんなに遠くまで来ちゃってさ。

 

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中津川沿いの蔦まみれの喫茶店で、素敵な男の人と浴衣を着ながらこのサングリアを飲んでたそがれるのがずっと夢だった。白状するときみと叶えたい夢ではなかった。きみはふたりでカラオケでawesome city clubのアウトサイダーを歌った後、すきな女の子とデュエットをするのがちいさな夢だったんだ、と言った。それはわたしと叶えたい夢だった?

 

 

とにかくいま、このデートを続けよう。ボルト見るから4時に起きるって言ってたくせに、スヌーズが鳴るたびにきみは不機嫌に起き上がり、次のスヌーズまでまた眠る。スヌーズ切るか起きるかしなよ。これは比喩ではないです。