1003

 

ミドリのこと好きだなと思ってにんまりしていたら財布忘れて改札通れなかった。玲音ちゃんはコミカルだね、と言われたことがある。コミカルな毎日だと思う。駅員がわたしのうろたえ方を見てほんとうに財布を忘れてきたのだと認めてくれる。ユミさんから1000円借りる。

 

f:id:shinohiraishin:20171003122757j:image

 

 

へいっちゃらじゃないことは自分しかどうにもできない自分のこと。雨。抱きつきたくなるような雨だなあ。いつだってなんだって抱きつきたい理由にしようとしている。

 

みんなどうやってどんぐりを拾いたい気持ちを抑えて成長したんだろう。わたしは不幸にも、よろこんでどんぐりを拾わせてくれる人たちとしか出会わなかったからわかんない。どうして道端に屈まずにやりすごせるのだろう。江國香織は下駄箱がずらりと並んだ学校がおそろしくて嫌いだった、と言っていたけれど、わたしは大好きだった、その時点でもうわたしは無理なのかもな、とか。

 

f:id:shinohiraishin:20171003123925j:image

 

光原社のこっくりとしたガラスの反射をずっと思い出す。その日が来たらちいさな盃をふたつ買って、童話のような、神話のような暮らしをするんだ。

 

毎日たのしい。